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26
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139
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待って待って! |
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それありうるね! |
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私のバージョンは"1.5"。 |
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来たことある? |
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指輪? |
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ワオ! |
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そうなんだ… |
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入った家の番号が気になる。 |
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愚痴が止まらない"私"と、 |
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遊ぶのが大好きな"私"と、 |
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忘れっぽくて意地悪な"私"もいる。 |
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うーん、きりがない… |
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何か覚えてる? |
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ああ… |
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残念。 |
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あの子だ。 |
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忘れっぽくて意地悪な子。 |
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そっか、分かった。 |
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いつでも終われるようにしとく。 |
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興味があったら、 |
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聞いてみて。 |
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──あるプレイヤーがスマホに"MiSide"をダウンロードした。 |
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彼は満足した様子でプレイしはじめた。 |
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そして彼は新しい家と |
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新しいミタを作った。 |
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これは、二次元で表したイメージ図。 |
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それぞれの線が、 |
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それぞれのバージョンを表してる。 |
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線の上には、それぞれの家がある。 |
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バージョン1.14をダウンロードしたら、 |
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そのバージョンで新しい命… |
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新しいミタとその家が生まれたってこと。 |
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細かい質問をしてもいいよ。 |
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ここに描いてあることについて。 |
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後で教える。 |
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説明してあげる。 |
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このバージョンは一度しかリリースされてない。 |
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それ以外には配布されてないから… |
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唯一無二なんだ。 |
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あと、このバージョンの特徴は |
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素通りができないこと。 |
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まずは出口を探して。 |
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"眠いミタ"はバージョン1.1にいるよ。 |
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うーん。 |
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ドアの前を通り過ぎるだけだから |
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邪魔にはならないはずだけど。 |
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ゲームのある部屋でまた会おう。 |
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もちろん、その影には、 |
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理由があるよ。 |
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"可愛いミタ"が塗り潰したんだ。 |
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私と彼女は、言い争ってたの。 |
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どっちが早くバージョン1.11に行けるかって。 |
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もちろん、私! |
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ほら、私たちはここ。 |
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バージョン1.15。 |
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家の番号は809。 |
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私達はバージョン1.11の |
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家番号805に行こうとしてたんだ。 |
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最初、彼女の行き方はこうだったけど、 |
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私たちにはもっと短い路線が必要だった。 |
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そしたら彼女はこれを提案してきた。 |
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あ、声は抑えて… |
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でも私は一番簡単な道を思いついた。 |
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一目瞭然でしょ! |
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見て。 |
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目的のバージョンにここから直接アクセスできるの。 |
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この家が邪魔になって、 |
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通れないように見えるかもしれないけどね。 |
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ところで、君の指輪の機能も同じ原理だよ。 |
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君はどこに導かれてるの? |
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コアって、あのコア? |
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うーん… |
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近道しようと思うなら、 |
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バージョン1.11に行く必要があるね。 |
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"眠いミタ"との遭遇も避けられない。 |
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君を送り出したミタ本人も、 |
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同じルートを選んだと思う。 |
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あるいは君が別のバージョンに行ってることに気づいてないとか。 |
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それか、彼女は本当の天才で、 |
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さあ、急いで! |
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最短ルートを見つけたのかも! |
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"クールなミタ"への伝言。 |
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数時間後にはここに来るんだ。 |
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箱を片付けて、 |
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ここにソファを置いてもらうの! |
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お尻が痛いんだもん! |
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ううん、クールなミタがやってくれるから。 |
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彼女は力持ちなんだ。 |
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ううん。 |
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ただの落書きだよ。 |
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どう?このゲームの意味が分かった? |
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これ以上進むのは危険だよ。 |
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やだな! |
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怖い言い方しないでよ。 |
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考えたらぞっとする! |
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さっき言ったでしょ。 |
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これ以上進むのは危険だって。 |
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この先には、そのダミーたちがいるんだ… |
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あの淘汰された"失敗作"たち。 |
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ともかく… |