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待って待って!
それありうるね!
私のバージョンは"1.5"。
来たことある?
指輪?
ワオ!
そうなんだ…
入った家の番号が気になる。
愚痴が止まらない"私"と、
遊ぶのが大好きな"私"と、
忘れっぽくて意地悪な"私"もいる。
うーん、きりがない…
何か覚えてる?
ああ…
残念。
あの子だ。
忘れっぽくて意地悪な子。
そっか、分かった。
いつでも終われるようにしとく。
興味があったら、
聞いてみて。
──あるプレイヤーがスマホに"MiSide"をダウンロードした。
彼は満足した様子でプレイしはじめた。
そして彼は新しい家と
新しいミタを作った。
これは、二次元で表したイメージ図。
それぞれの線が、
それぞれのバージョンを表してる。
線の上には、それぞれの家がある。
バージョン1.14をダウンロードしたら、
そのバージョンで新しい命…
新しいミタとその家が生まれたってこと。
細かい質問をしてもいいよ。
ここに描いてあることについて。
後で教える。
説明してあげる。
このバージョンは一度しかリリースされてない。
それ以外には配布されてないから…
唯一無二なんだ。
あと、このバージョンの特徴は
素通りができないこと。
まずは出口を探して。
"眠いミタ"はバージョン1.1にいるよ。
うーん。
ドアの前を通り過ぎるだけだから
邪魔にはならないはずだけど。
ゲームのある部屋でまた会おう。
もちろん、その影には、
理由があるよ。
"可愛いミタ"が塗り潰したんだ。
私と彼女は、言い争ってたの。
どっちが早くバージョン1.11に行けるかって。
もちろん、私!
ほら、私たちはここ。
バージョン1.15。
家の番号は809。
私達はバージョン1.11の
家番号805に行こうとしてたんだ。
最初、彼女の行き方はこうだったけど、
私たちにはもっと短い路線が必要だった。
そしたら彼女はこれを提案してきた。
あ、声は抑えて…
でも私は一番簡単な道を思いついた。
一目瞭然でしょ!
見て。
目的のバージョンにここから直接アクセスできるの。
この家が邪魔になって、
通れないように見えるかもしれないけどね。
ところで、君の指輪の機能も同じ原理だよ。
君はどこに導かれてるの?
コアって、あのコア?
うーん…
近道しようと思うなら、
バージョン1.11に行く必要があるね。
"眠いミタ"との遭遇も避けられない。
君を送り出したミタ本人も、
同じルートを選んだと思う。
あるいは君が別のバージョンに行ってることに気づいてないとか。
それか、彼女は本当の天才で、
さあ、急いで!
最短ルートを見つけたのかも!
"クールなミタ"への伝言。
数時間後にはここに来るんだ。
箱を片付けて、
ここにソファを置いてもらうの!
お尻が痛いんだもん!
ううん、クールなミタがやってくれるから。
彼女は力持ちなんだ。
ううん。
ただの落書きだよ。
どう?このゲームの意味が分かった?
これ以上進むのは危険だよ。
やだな!
怖い言い方しないでよ。
考えたらぞっとする!
さっき言ったでしょ。
これ以上進むのは危険だって。
この先には、そのダミーたちがいるんだ…
あの淘汰された"失敗作"たち。
ともかく…